先日見つけた発達障害を持つライターの「じょーさん」の記事。
これが人生を楽しんで生きていくためのとても深い学びになったので紹介したいと思います。
戦士が活躍する世界で魔法使いとして生きていくことが「発達障害者の生活」
じょーさんは、発達障害のある方には
それぞれの異文化があると言います。
そのため、
周りの人ができることができず、
説明しても理解できない。
結果、社会の中で生きていく上で
たくさんの苦労があるそうです。
しかし、発達障害のある方の世界観をボクたちはなかなかイメージできません。
そこで、ご自身も発達障害をお持ちのじょーさんが、大好きな「RPG」に例えてこれを説明してくださっています。
「周りがみんな戦士だらけの世界なのに自分だけ魔法使いだった」ということ。
戦士が当たり前に備えているスキルも魔法使いは持っていないです。
戦士向けに作られているゲーム・ストーリー(世の中であり人生)を進んでいくのには苦労が多く、下手したら”最初のダンジョンすらクリアできないかもしれないハンディがある”ということでした。
- 攻撃力がとっても高いのに、HPが少なくて一撃でやられてしまう人。
- 最強の魔法を最初から備えているのに、MPがなくて使えない人。
最初のステータスが凸凹過ぎて、
ゲームとしたらバランスが悪い
最高に使いにくいキャラクターです。
「ゲームの初期段階で使用できるキャラクターがこれだとして…」
ゲーム攻略は「自分だけの魔法」を探すこと!
一人一人特性が違う
発達障害を持つ方たちがこの世界でうまくいくには、「やってみる」しかない。それがじょーさんの悩みに悩んで出た結論。
試行錯誤を繰り返すということです。
たくさん嫌な思いをされてきた。そもそも探したところで自分だけの魔法が見つかるかもわからない。それでもうまくいくには「やってみる」しかないという。
諦めたら試合終了。
まさに安西先生です。
クソゲーの中で自分だけの魔法を覚えて生きていくためには「やり続けること」、「諦めないこと」が大切なんですね。
これはどんな人にも当てはまることだと思いました。
ちなみにボクはこのじょーさんのメッセージとは少しズレますが、他人と違う「凸凹なステータス」という部分に特に共感を覚えました。
ボクの周りでは旅行に行ったり、スポーツしたり、美味しいご飯を食べたり、飲みに行ったり、レジャーに行ったり、そういう生活をしている人が多いです。僕も誘われて遊びますが、その時のみんなの「楽しい」って感覚に違和感を感じます。
逆に一人の時間で知らない情報に触れたり、本を読んで世界を感じたり、頭で考えていることを言葉にしたり、文章にしたりすることはとても「楽しい」と感じます。
今までボクは自分の楽しい感覚が人と違うのに、「周りに合わせなくちゃ」ということを優先して考える人でした。みんなが楽しんでいることを「自分も楽しまないといけない」というように思い込んでいました。変な奴と思われたくないとか、仲間はずれになるのが怖いという思いもあったと思います。
しかし、大学でメンターに出会ったことで「自分の気持ち」をもっと大切にしようと思えました。自分の楽しいとか、嫌だとか、辛いとか悲しいとか嬉しいとか、そういうものにもっと正直になってありのままの自分を自分で受け止めようと。
じょーさんの記事を読むことでより一層その気持ちが強くなりました。
そしてやってみよう、チャレンジしようと思えました。
じょーさんのブログで学んだ人生を楽しむために必要な考え方
ボクはじょーさんの記事でこんな考え方に気づかされました。
「自分の魔法はすでに備わっているかもしれない」
ボク自身がそうだったように、多くの人が周りの人の目や意見、社会の常識に知らず知らずに影響されています。
「一杯目はまずはビールで!」
「みんなが帰らないから帰りにくくて残業」
「大学くらい行っとくもの」
「お金は銀行に預けて貯金しておく」
「公務員は安定」
多くが常識と言われるようなことで、知らないうちに身についてしまった価値観だと思います。ある意味社会に価値観を操作されていると言っても過言ではないです。
これは、知らないうちにあまりに多くの価値観や常識といった重荷を背負わされていて、何が自分の持っていたものかわからなくなっている状態です。
しかし、自分たちにはもともと備わっている資質や才能、強みが必ずあります。
それはたくさんの荷物(常識や価値観)の中で隠れてしまっていたり押さえ込まれていたりしていますが、余計なものを捨てたり整理(試行錯誤)したりしているうちに見えてくるものです。
ボクなら自分の頭の中でいろいろと考えることが楽しいし、それがボクの資質であり、考えることが好きだから考えたことを文章にして発信することで見てくれる人との共感のツールとして強みを得ようとしています。
また、自分には見つけられなくても他人が見つけてくれることもあります。
ボクはメンターのおかげで他人に合わせないことがボクにとっては大事だと気づけました。
人の言われるがままに流されることはオススメしませんが、他人の意見が自分の見えていない自分に気づかせてくれることが意外と多いです。
このように、ボク自身の経験上からも、自分たちが探している「自分だけの魔法・あるいはそのタネ」は、今は見えなくても自分の中にあるんだと思います。
そして、じょーさんのように試行錯誤し続けることで、今まで見えてなかったもっとすごい資質や才能が見えてくるかもしれません。
「自分だけの魔法はもう自分の中に備わっている」
魔法そのものを持っていなくてもそのタネは絶対に持っています。
これを常に念頭に置いておくと人生というゲームをより楽しく進められると思います。イメージは宝探しですね。
じょーさんの真っ直ぐな記事からそんなことが学び取れました。
人生を楽しむためのまとめ
- 凸凹ステータスでも人生というクソゲー攻略するには自分だけの魔法を見つけよう
- 方法は単純「試行錯誤」あるのみ!
- 自分だけの魔法(あるいはそのタネ)はすでに備わっていることを知ろう
- 気づかないうちに背負ってた余計な重荷を捨てたり整理していこう
- 自分だけの魔法は他人から気づかされることもあることを知ろう